週末だけのコーヒースタンド・EAST ENDERS COFFEEが5月1~9日まで9日間連続営業で、盆栽展を開催しているとのことでお伺いしてきました。
コーヒースタンドで盆栽展というギャップが気になりました。
しかし、盆栽はお店の白いギャラリースペースに置いてあっても違和感がなかったです。
むしろかっこいい!
今回の展覧会は、オーナー夫妻が盆栽に興味をもったことがきっかけ企画されました。
そのことをツイッターでつぶやいたところ、それを見た盆栽に詳しいフォロワーの方が、なんと日本で5本の指に入るといわれる盆栽園「大樹園」(岡崎市)につないでくださったそうです。
そのご縁で、今回の展覧会で並んだ盆栽はすべて大樹園から仕入れたもので、お店の雰囲気に合うもの、初心者も取り組みやすいものを準備していただいたそうです。
こうやって人がつながっていくのは素敵ですね。
展示している盆栽は一部を除いて購入も可能でした。
最初に私が盆栽展と聞いたとき、きっと盆栽が趣味の方しか購入しないのではと思いきや、「盆栽が欲しかったけど買う機会がなかった」という若い人も購入されていったと聞き、盆栽に魅力を感じる人が多いことに驚きました。
人気なのはやはり小さめの盆栽で、ベランダなどで気軽にはじめられるからだそう。
盆栽の値段を決めるのは、その盆栽の形になるためにどれだけの手間と時間が費やされたかによるそうで、小さくても値段が高いものがあるのはそのためだとか。
オーナー夫妻に盆栽について教えていただいていくと、どんどんと興味がわいてきて、そもそも盆栽の定義ってなんだっけ…とその場で調べ始めてしまいました。
そして、展示されている盆栽を見ているとかわいいなと思いはじめ、値段をみると、私でも買えそうな値段!ということで衝動買いしてしまいました。盆栽は水やりが命だそう。
がんばって育てるぞー!また大樹園さんの公式LINEの友達登録をすると、盆栽を育てるためのお役立ち情報をお届けしてくれるとのこと。さらに困ったことがあれば連絡して聞くこともできるので初心者でも安心です。
企画展はいままでも開催されていましたが、今回は「展示替えたんですね」と声をかけられたそうです。
絵画と違って、盆栽は店の外から見ても目を引くフォルムだったからでしょうか。
また、今回の9日間の連続営業では、平日も含まれていたため、いつもとは違うお客様も多く足を運んでくださったそうです。
例えば職場がこの界隈の方など、「いつ来ても閉まっていたので今日は開いているのをみて来た」という方がいらっしゃったそう。新しいファンが増えたのではないでしょうか。
盆栽とコーヒーという新しい提案で驚かされた今回の展覧会ですが、来年も盆栽展を開催する構想をされているそうです。
さらにパワーアップする姿を想像しながら、私も日々水やりを頑張っていきたいと思います。
日時:2021年5月1日(土) – 9日(日)9:30-17:00
場所:EAST ENDERS COFFEE(豊田市西町2丁目33-1)
協力:大樹園
取材・写真:植村優子(TAP magazine編集部)
あいちトリエンナーレのボランティア参加をきっかけに、現代アートの沼にはまりました。
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