白釉黒流描鉢 濱田庄司 1963年 日本民藝館蔵
現在「民藝」という言葉が注目を浴びています。
「民藝」というと「古いもの」「昔の日用品」と思う人もいるかもしれませんが、昨今では「新しいもの」として若い世代からも関心が高まり雑誌やメディアでも取り上げられています。
この「民藝」という言葉は、大正時代末期に白樺派の同人で宗教哲学者の柳宗悦(やなぎ むねよし)によって生み出され、1926年に陶芸家の河井寛次郎(かわい かんじろう)や濱田庄司(はまだ しょうじ)と民藝運動を起こし世間に広まっていきました。
柳は民衆の日常道具から美を見出し、その無銘品から民衆的工芸を略したものを「民藝」と呼び、新しい「美の基準」を提示しました。
会期:2021年10月26日(火)–2022年1月30日(日)午前9時 – 午後5時
※月曜日、年末年始(12月27日-1月4日)ただし祝日(1月10日)は開館
場所:豊田市民芸館 1・2民芸館(豊田市平戸橋町波岩86-100)
参加費:一般300円、高大生200円
※中学生以下、豊田市内在住・在学の高校生、70歳以上、障がい者は無料(要証明)
主催:豊田市・豊田市民芸館
出品協力:公益財団法人日本民藝館