名鉄豊田市駅近くの高架下にある「緑陰歩道」。その中にある「緑陰ギャラリー」で、期間限定の展覧会が始まりました。出展しているのは、2017年から豊田市で始まった「とよた市民アートプロジェクト」の参加メンバー4名です。
〈小野絢乃〉
豊田東高等学校出身で現在愛知県立芸術大学日本画専攻に在籍中。出品している絵画作品には、星のような幾何学模様や女の子のキャラクターがさわやかな色合いで描かれていながらも、日本画として落ち着いた風合いになっています。
〈安田夭〉
小野さんと同じく愛知県立芸術大学に在学中で油画を専攻しています。展示作品は、顔料と揮発性のオイルを中心に練った油絵の具で描かれており、温度と湿度の変化によって会期中に作品が壊れていくことをねらっているそうです。
〈あまのしんたろう〉
岡崎市出身の写真家です。何気ない風景をおさめたスナップ写真に独自の視点でタイトルを付け、ユーモラスなイメージに変換する作品が特徴です。今回は、蒲郡、豊川、田原で撮影した写真を展示しています。
〈児玉真伍〉
美術館や劇場のない蒲郡市でMikawa Art Center[MAC]を立ち上げ、個人レベルから文化芸術を発信。”日曜芸術家宣言”をし、平日は会社員として働きながら、作品を観ることや表現する日常を体現しています。まだ絵を描き始めたばかりということですが、今回は出来立てのアクリル画を展示しています。
矢作川から水が引かれた水路があり、緑に囲まれた「緑陰歩道」。
豊田市駅と豊田市美術館の間に位置する緑陰ギャラリーをふらりと散歩することで、日常の中にアートを感じることができます。