道の駅「どんぐりの里いなぶ」周辺と旧街道沿いのまちなかを会場として、4月3日(土)まで開催されている『いなぶ旧暦のひな祭り2021』に行ってきました。
『いなぶ旧暦のひな祭り2021』では、各家庭で役目を終えたお雛様たちがさまざまなテーマでユニークに扮装し、再び活躍する「福よせ雛プロジェクト」が毎年行われています。メイン会場のどんぐり工房の今年のテーマは、“福よせ村の旅紀行”。この一年ほど、私たちが思いっきりできなかった旅行を、「もし、お雛様が旅行に行ったら?」と想像し、「旅行あるある」な場面を再現することで、見る人を楽しませていました。
会場には、旅行会社の窓口から始まり、空港内の免税店を経由、国内外の名所を旅するお雛様たちが所狭しと飾られています。
岩手でわんこそばをお給仕する三人官女や、奈良に修学旅行で訪れる五人囃子。
そして、なぜか宅配サービスにいそしむ右大臣。
その他にも、某アイドルのコンサートを配信で見ていたり、某人気アニメのコスプレをしていたりする「クスっ」と笑える扮装のお雛様がたくさんいました。
まちなか会場である旧街道沿いのショーウィンドウにも店舗の特徴を表したさまざまな福よせ雛が飾られていました。
お肉売り場や野菜売り場、お総菜作りなどお店を再現していたり。
郵便局では、ポストにはがきを入れたり、配達をしたりするお雛様。
信用金庫では、強盗が!!
このようにバラエティ豊かな福よせ雛をめぐる『いなぶ旧暦のひな祭り2021』。スタンプラリーもありますので、まち歩きを楽しみながら参加してみてはいかがでしょうか?
イベント詳細はこちら
会期:2021年2月6日(土)-4月3日(土)
場所:道の駅「どんぐりの里いなぶ」周辺~旧街道沿い(どんぐり工房、稲武交流館、まちなか会場、どんぐりテーマ館)
主催:いなぶ旧暦のひな祭り実行委員会
協力:豊田市、稲武商工会、(株)どんぐりの里いなぶ、福よせ雛プロジェクト
取材:安井友美(やすいともみ)
TAP magazine編集部。あま市出身。
高校時代、演劇部に入ったことをきっかけに舞台芸術や現代アートに興味をもつ。ぽちぽちと鑑賞活動をしていたら、いつのまにかアートな現場で働くことに。いつまでたってもなぜだか新人。演劇、ダンス、現代アートを見るのが好き。あと、お祭りも好き。