ハラプロジェクトの七夕歌舞伎の公演が7月4日(日)に寶榮座で開催されます。
豊田市には地歌舞伎や村の祭行事を楽しむための『農村舞台』と呼ばれる場所が84箇所あります。
今回会場となる寶榮座(ほうえいざ)は築123年!豊田で唯一、滞在型楽屋と穴に棒を挿し6人がかりで舞台を回す『廻り舞台』がある農村舞台です。
ハラプロジェクトは2017年より寶榮座の吉例行事として七夕歌舞伎を毎年公演していましたが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大により中止を余儀なくされました。
今回は一年ぶりの公演です!
ハラプロジェクトの公演で注目したいのが、主宰の原智彦(はらともひこ)による斬新かつ独特な演出方法と「こんなもので!」という身近な素材で作る衣装や小道具の数々。
初めて歌舞伎を見る方も、歌舞伎が好きという方もグッと惹きつける魅力があります。
今回は近松門左衛門「平家女護島」の「俊寛(しゅんかん)」の場面を全編クラシック音楽で演出する「NEW古典歌舞伎」と、生活の中で生まれ古くから歌い継がれてきた民謡に乗せて踊る「民謡舞踏」を披露します。
また休憩時間では、15kgのタイコ装束を身に着けて踊る民俗芸能「岩手の鹿踊り」をゲスト出演としてハラプロジェクト岩手の渡辺泉が披露します。
民俗舞踏の曲目には「活惚(カッポレ)」という唄があります。
「活き活きと惚れる」という字から成り立つその言葉の通り、心躍る新しい魅力と出会う機会となるのではないでしょうか。
◎〔一〕NEW古典歌舞伎「俊寛」
作:近松門左衛門
演出:原智彦
出演:俊寛僧都=原智彦、丹左衛門=マユズミヨシズミ、能登守教経=進智恵子、丹波少将成経=鷹羽恵里、瀬尾太郎=若園新介、海女千鳥=藤井朋子、平判官康頼=まのさわこ
◎幕間狂言「岩手の鹿踊り」
出演:渡辺泉
◎〔二〕民謡舞踏
津軽タント節、五木の子守唄、活惚、など6曲
演奏:西守芳泉、村松さつき、藤岡みほ
舞踏:原智彦、岩場啓之、前田達男、神谷浩、野畑幸治、進智恵子、まのさわこ、藤井朋子、若園新介、マユズミヨシズミ、鷹羽恵里
舞台監督・黒子:磯和真帆
音響:お豆
裏方:森井早紀、板倉利幸、板倉まこ
【新型コロナウイルス対策について】
会場では安心してご鑑賞していただくため、以下の新型コロナウイルス対策を実施します。
一、入場時の検温
二、マスク着用
三、入場時の手指消毒
四、会場内の適切な距離間隔
今後の拡大状況により急遽中止する場合があります。最新の情報は農村舞台寶榮座の公式サイトをご確認ください。
日時:2021年7月4日(日) 開演14:00(開場13:30)
場所:寶榮座(諏訪神社境内:豊田市怒田沢町平岩5)
参加費:2,000円(中学生以下無料)
申込方法:【要予約】定員75名 ※予約受付6月1日より開始
予約先:農村舞台寶榮座協議会 090-5105-9964(担当・青木)
ハラプロジェクト
主催:農村舞台寶榮座協議会
主管:ハラプロジェクト
協力:萩野自治区・萩野NPO結の家・巴一座
写真:安野亨