EVENT/INFO
EVENT | 「コト」の現れとしての「彫刻」を表現する作家・寺内曜子
寺内曜子 パンゲア

寺内曜子 《Red Square #3》 1986年
 
寺内曜子さんは、1954年生まれ。
女子美術大学芸術学部で彫刻を学び、研究科を修了した後、1970年代末にイギリスに渡りました。
約20年にわたるイギリスでの作家活動ののちに帰国した寺内さんは、東京や愛知を中心に活動し、現在は愛知県立芸術大学の名誉教授です。
 
「パンゲア」は寺内さんの作品のタイトルで、大陸移動説において大陸が現在のように分裂する以前の、一つの大陸だったときの姿に与えられた名前に由来しています(パン=全ての+ガイア=大地)。
今やその全貌を知ることができない大陸の名前を使うことで、寺内さんが考えてこられた「私たちの認識がいかに不確かで部分的、一面的に過ぎないか」ということを象徴的に表しています。
 
「パンゲア」は展示室を一室使ったインスタレーション作品で、この機会にしか見ることができません。
「モノ」として制作・展示される従来の「彫刻」に疑問を持ち、「コト」を具現化したものとしての「彫刻」に取り組んでこられた寺内さんの作品をぜひ体感してください。

寺内曜子 パンゲア

日時:2021年7月10日(土)-9月20日(月・祝)10:00-17:30(入場は17:00まで)
場所:豊田市美術館(豊田市小坂本町8丁目5番地1)
観覧料:一般300円、高校・大学生200円

主催:豊田市美術館

PICK UP
REPORT/COLUMN
REPORT/COLUMN
REPORT|TPAC「リニューアルオープンした髙橋節郎館へ行こう!」開催レポート
REPORT|TPAC「リニューアルオープンした髙橋節郎館へ行こう!」開催レポート
久しぶりのTPAC(とよたぷらっとアートセンター)を、リニューアルオープンした豊田市美術館内の髙橋節郎館で開催しました。少し肌寒い3月の終わりの日曜日、アート好きな人、TAPライターたち、10人がぷら…
REPORT/COLUMN
REPORT/COLUMN
INTERVIEW|豊田の演劇人 彬田れもんさん・古場ペンチさん
INTERVIEW|豊田の演劇人 彬田れもんさん・古場ペンチさん
――今回は中本愛さんからご紹介いただきました、彬田れもんさん・古場ペンチさんご夫妻のインタビューです。お2人は豊田市内外で役者やスタッフとして演劇界で活動されています。今までの経歴や今後についてお聞き…
UP COMING