水色地遠山に落雁文様紅型衣裳 琉球王国時代 19世紀 丈140.0cm
開館40周年記念特別展「沖縄の美」は、沖縄の本土復帰50年を記念して日本民藝館で令和4年度に開催された特別展を、再構成したのもです。
日本本土や中国、朝鮮、東南アジアの国々の影響を受けながら、琉球王国として独自の文化を形成してきた沖縄。
日本民藝館創設者の柳宗悦(1889-1961)や民藝運動の仲間は、沖縄で工藝調査や蒐集を精力的に行い、展覧会や雑誌『工藝』などを通して、その成果と魅力を広く紹介してきました。
本展では、紅型の衣裳や手描きで糊引きするうちくい(風呂敷)など、特色ある縞や絣の織物、技法も形態も多様な陶器や漆器が展示されるほか、柳らが訪問時に撮影した戦前の沖縄の写真も合わせて紹介しています。
沖縄が「美の宝庫」であることを、あらためて認識する展覧会です。
紺地鶴亀松竹梅文様紅型風呂敷 苧麻、筒描 19世紀 110.0×114.0cm
白掛緑黒流抱瓶 壺屋 19世紀 11.8×20cm
日時:2023年10月7日(土)~12月3日(日)9:00~17:00
場所:豊田市民芸館(豊田市平戸橋町岩波86-100)第1・2民芸館
入場料:一般500円 高大生300円 中学生以下と豊田市在住の70歳以上、障がい者は無料(要証明)
※その他減免は豊田市民芸館のウェブサイトをご確認ください。
主催:豊田市民芸館
共催:中日新聞社
協力:日本民藝館