胡桃手提げ籠・山葡萄手提げ籠 上村健三
「美しき手仕事」をテーマに、豊田市民芸館が近年収集した手工芸品や寄贈を受けた資料を中心に紹介します。
第一民芸館では、日本民藝館展(年に一度開かれる全国公募の新作工芸品展)の優品、絞り染めなどの染織品、手漉き和紙やざぜち(切り紙)などを展示。第二民芸館では、故髙松静男氏が収集したアイヌの工芸品や瀬戸の石皿、そば猪口など、300点を超える資料の受贈を記念して、多数の優品が含まれた髙松コレクションの中から厳選した作品を紹介します。
民藝運動の創始者・柳宗悦(1889-1961)は、著書『手仕事の日本』のなかで、「手はただ動くのではなく、いつも奥に心が控えていて、これがものを創らせたり、働きに悦びを与えたり、また道徳を守らせたりする」と語りました。この展覧会を通じて、こうした手による仕事がいかに大切な意味をもつのかを、あらためて省みる機会となればと思います。
[同時開催]
「本多静雄の眼」展
会場:豊田市本多記念民芸の森・田舎家(豊田市平戸橋町石平60-1)
会期:2024年4月4日(木)-6月16日(日)
観覧料:無料
※日程や内容に変更が生じる場合があります。最新情報および関連事業の詳細については豊田市民芸館のウェブサイトでご確認ください。
日時:2024年4月9日(火)-6月30日(日)9:30-17:00
※月曜日休館
場所:豊田市民芸館 第1・第2民芸館(豊田市平戸橋町波岩86-100)
料金:一般・300円 高大生・200円
※中学生以下と豊田市内在住の 70 歳以上、障がい者は無料(要証明)※その他減免あり
主催:豊田市民芸館