REPORT/COLUMN
INTERVIEW | 人の心をしびれさせる作家に! がま口作家・伊藤麻美さん
伊藤麻美(がま口作家)

羊毛作家の須賀いづみさんにご紹介いただき、がま口作家の伊藤麻美さんにインタビューさせていただきました。
伊藤さんは、先日開催された花遊庭での展示にも参加されていて、
須賀さんに「次はぜひ、まんもちゃんを!」とご紹介いただいたのですが、
いただいた連絡先には『伊藤麻美』と…あれ、聞き間違えだったかしら…?と思ったのですが、
教えてもらったInstagramのアカウント名は『ぬくもりはうす*manmo』と。
聞き間違えではなかったな、と安心したのと同時に
「じゃあ、なぜ、まんもちゃんなんだろ?」という疑問が…
まずはそれを訊かねば!
と思ったのは半分冗談ですが、半分は本気で心に秘めつつ、
普段から制作をされている下山地区にあるご自宅に伺いました。
 
 
-今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
 
-早速ですが…。伊藤さんががま口の作品を作り始めたきっかけを教えてください。(さすがにいきなりは訊けなかった…)
まずモノづくりをはじめたきっかけは、アロマボール(アロマオイルをフェルトや石粉粘土に染み込ませたもの)を作ったことです。
「アロマボールを贈り物にしよう」と考えたとき、モノを作ることが好きだったこともあって、ひと手間かけてフェルトを可愛くアレンジしたんです。
それをきっかけに羊毛フェルトを創り始めました。
趣味のような感じでしたが、委託で販売してくださるお店(プリマベーラ)があって、そこで販売をしてもらうようになりました。
忙しくなって、一度パタリと制作を辞めてしまいましたが。
 
しばらくして、ネットでスマホケースを探していたときに、がま口のスマホケースをみつけて。
そのリンク先に進んでみると、「私が作りました」というブログにたどり着いたんです。
それまで、がま口は既製品しかないと思っていたので、まさか手作りできるものとは知らず衝撃を受けました。
それで「私も作ってみたい!」と思ったのがきっかけです。
 

 
-それはいつごろですか?
ヒツジ年です!
 
-ヒツジ年?!
なんでも干支で覚えてて(笑)
今はウシ年だから…6年前ですね。
 

 
-作品制作でのこだわりはありますか?
フォルムを左右対称にすることを意識しています。
型紙に忠実に作り上げていくのですが、型紙を作っている業者の方から「自分のイメージ通りに作ってくれて嬉しい!」とSNSで紹介していただいたことが嬉しくて。
手作りなので多少のズレも味が合って良い、なんてことを言ってくださるお客様もいると思いますが、私はそういった言葉に甘んじることなく作っていきたいと思っていて。
きっちりと正確に作りたいんです。
 

 
-豊田で活動してよかったな~と感じることはありますか?
豊田のハンドメイド界隈の人たちとつながってきていて。
最初にフェルトの作品を委託販売してもらった「プリマベーラ」さんの時から、徐々に仲間が増えていってます。
私は「この人と仲良くなりたいな」と思うと積極的に声をかけてしまうんです。
図々しいのかもしれないですが(笑)
しかも、出会う人出会う人、とても心の休まる、信頼できる方たちばかりで。
本当に恵まれていると思います。
須賀さんにも「まんもです」と自己紹介したら、「まんも!って感じだよね~」って満面の笑みでお話してくれて。
とても魅力的な人で、「この人と仲良くなりたいな~」って思いました。
そうして、人と人とのつながりで、グループ展に誘ってもらったり、展示場所を紹介してもらったり。
そういった繋がりができたことがよかったなと思います。
 

 
-(チャンス到来!)ちなみに「まんもちゃん」の由来ってなんですか?
幼い頃、おねだりするときに「麻美(まみ)も!麻美も!」と言うところ幼すぎて言えずに「まんも!まんも!」って言ってて。
作家名を考えていた時に「そうだ、まんもにしよう」と決めました。
 

 
-なるほど~(スッキリ)最後になりますが、これから展望(夢とか野望とか)があれば教えてください。
これからの作品展開は、ちょっとずつオリジナリティがあるものを作っていってブランディングしていけたらと思っています。
夢はコロナが終わったら、みんなでもっと集まって精力的に展示や販売の活動をしていきたいな、と思っています。
あと、野望というか…
以前、知り合いに名前を診てもらったら、
まみの「麻」は、麻酔の「麻」・麻薬の「麻」で、人をしびれさせるんだよ、と。
それを聞いて、人をいい意味で、作品の魅力で(笑)しびれさせる作家になりたいな、と思いました。
 

 
終始、まんもさんの明るい人柄に包み込まれるような雰囲気で、インタビューは進みました。
そして、人と人とのつながりが、本当に大切だな、と改めて感じました。
このリレーインタビューも人と人とがつながって、どんどん大きな輪になっていくといいな、と思っています。

伊藤麻美(がま口作家)

豊田のお気に入りの場所
住んでいる下山地区。静かで自然豊か。涼しい。
三河湖・山遊里のジェラートが美味しいですよ!
 
【今後の出展予定】
“Sestet” -六重奏- 女性作家職人6人展
会期:9月29日(水)-10月4日(月)
場所:森の響
 
Feeling of Autumn -秋の予感- 女性作家職人6人展
会期:10月6日(水)-10月11日(月)
場所:花遊庭ここはな

 
取材・写真:安井友美(TAP magazine 編集部)
高校時代、演劇部に入ったことをきっかけに舞台芸術や現代アートに興味をもつ。
ぽちぽちと鑑賞活動をしていたら、いつのまにか働く側に。
いつまでたってもなぜだか新人。
演劇、ダンス、現代アート、音楽、お祭り、伝統芸能などなど、ワクワクの海は広大。

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