豊田市美術館へ行った後、皆さんはまっすぐ帰りますか?
ちょっと散歩してカフェに寄り道していきませんか?
豊田市美術館からすぐ近くの閑静な住宅街の中にある「cafe T」。紺色を基調としたカフェはコンテナを改装したお店です。道路に面したカウンター前のスペースにはテラス席。コンテナの中にも席があり、車でも徒歩でも通り道ではないところですが、なんと裏には駐車場もあります。
お店の経営をしているのはcafe Tの敷地にお住まいの朋ちゃんとその妹です。敷地の一部を整備して、2020年の2月からオープンしています。きっかけはコロナウイルス感染症流行によって就業先がなくなってしまったこと。どうせなら、とカフェを開くことにしたそうです。私ならカフェを開く方が大変な決心と思うので、その決意に驚きます。
お客さんは豊田市美術館の帰りの方よりは散歩やランニングの途中に寄って行かれる方が多いそうです。夕方には犬の散歩の時間だからか、テラス席にはワンちゃんを連れた近所の方が談笑している姿が。飼い主さんとワンちゃん同士の憩いの場のようです。確かに近所の方が集まって気軽におしゃべりするには良い場所です。朋ちゃんは注文がない時には、テラス席のお客さんに声をかけたり、顔見知りだったら世間話をしたりとお客さんの様子も気にしており、絶妙な距離感で居心地の良い場を作っていました。この雰囲気が皆さんの憩いの場となる理由なのだと思います。
メニューはコーヒーをはじめとしたドリンクとサンドイッチを中心とした軽食で、季節限定のメニューもあります。6月からは夏季限定でビールもあり、おつまみセットがワンコインで楽しめるのが好評だそうです。最近はピンクのマリトッツォの販売が始まっています。他にもメニューを考案中だそうですので定期的にチェックしておきたいですね。
今度豊田市美術館に行くときにでも、ちょっと足をのばしてみませんか。
営業時間:10:00-21:00(20:00ラストオーダー)※水・木は10:00-17:00
無休
場所:豊田市小坂本町7-63-1
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取材:植村優子(うえむらゆうこ)
TAP magazine編集部。
あいちトリエンナーレのボランティア参加をきっかけに、現代アートの沼にはまりました。
あいちだけでは飽き足らず、全国の芸術祭から、海外の芸術祭まで見に行くようになりました。
全国の芸術祭サポーターと交流する「全国芸術祭サポーターズミーティング」に参加し、
アート仲間をますます増やしています。