REPORT/COLUMN
INTERVIEW | 小鳥の羽で作り出す幻想的なアクセサリー アクセサリー作家・木村典子さん
teco*cy’s / 木村典子(アクセサリー作家)

アニマルドール作家の加藤はるみさんからご紹介いただき、アクセサリー作家の「teco*cy’s」(てこ)さんにインタビューさせていただきました。
 
今回は日進市にあるカフェ「森の響」で行われていた「“Sestet” -六重奏- 女性作家職人6人展」(会期:9月29日(水)-10月4日(月))の会場にお邪魔し、たくさんのお客様で賑わう中、お話をお伺いしました。
 
-以前から作品制作をされていましたか?
 
子供の頃から手芸に興味があり、フェルトマスコットやビーズアクセサリーを作っていました。
レジンを始めたのは8年程前、ママ友であり、今のアクセサリー制作ユニットteco*bacoのパートナーであるbaco*さんにアクセサリーが作れるお店に連れていってもらったのがきっかけでレジンアクセサリーを作るようになりました。
 
-今回出展しているようなシリーズの作品をいつから制作されていましたか?
 
このシリーズは、本物のセキセイインコの羽をレジンで閉じ込めています2018年の秋にお客様から愛鳥の羽をレジンに入れて残す事はできるのか?とご相談いただことがきっかけです。
私は鳥を飼っていなかったので、今回の6人展の出展者でもあるcocoroさん(INTERVIEW |リサイクルガラス の魅力を体験を通して伝えていく ガラス作家・岩月直美)が飼っているセキセイインコの羽をお友達作家さんが繋いでくださって、実現しました。
青色と白のインコと黄色と緑のインコの2羽がいるのですが、きれいなグラデーションの羽でレジンに閉じ込めると蛍光色で、見る角度によっても色が変わるところが魅力の一つだと思っています。
 

 

 
-鳥の羽を扱うのはデリケートな作業ですよね。制作の中で大変だった場面はどのようなときですか?
 
背景色を何色にすれば鳥の羽が引き立つのか、指輪やイヤリングなどの小さい作品をつくる時、どうしても羽の大きさが限られ、レジンにつけてしまうと羽が広がってしまったり難しい場面がありました。
また、オーダーで白い文鳥やオカメインコの羽を扱ったときは、毛の色が無色透明なので、光や色を入れてしまうとどうしても見えなくなってしまうので大切な羽の活かし方を探るのには時間を沢山費やしました。
 

 
-アクセサリーから着物の帯留めまで様々な展開がありますが、今後はどのような作品にチャレンジしていきたいですか?
 
一般に販売されているシリコン型にはない形を取り扱って制作をしてみたいと考えています。
今考えてるのはがま口の形です。
がま口の袋にあたる部分に羽を入れて、ぽってりした可愛いがま口ができたらなと思っています。
実現したら羽や色んな素材を封入してオリジナルを作りたいです。
羽の素材が生きるのが濃い色の中なのですが、淡い色を使用した作品にもチャレンジしてみたいです。
 

 

 
最近は県内外でグループ展やマルシェなどに日々積極的に参加していらっしゃるとのことです。
豊田市でもマルシェに出展する予定があるとのこと、ご活躍を期待しております!

teco*cy’s / 木村典子(アクセサリー作家)

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豊田のお気に入りの場所
足助地区です。
以前メディア関係の仕事をしていた時から豊田や足助地区にはご縁があり、結婚を機会に豊田にきましたが、お気に入りの場所です。
 
 
(今後の出店予定)
「秋のフェスティバル2021」
10月30.31日(土・日)10:00−16:00
TAIKEIファーム ストロベリーパークみふね(豊田市御船町東山畑34-2)
 
「にこるんマルシェ」
11月14日(日)10:00-15:00
鞍ヶ池公園(豊田市矢並町法沢714-5)
 
「ふじおかプレミアムマルシェ」
11月20日(土)10:00-15:00
藤岡支所・藤岡交流館駐車場の一部(豊田市藤岡飯野町田中245)

取材:森かん奈(TAP magazine 編集部)
豊田市出身。
博物館や古美術商など様々な視点からアートを見てきました。
博物館とおでんは似ているような気がします。
いろんな人やモノが一緒に存在している空間って面白い、
その面白さを伝えるにはどうしたら良いか。
日々ゆるゆると考えています。
おでんの出汁の様な存在になりたいです。

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