REPORT/COLUMN
REPORT | TPAC「みんなで見よう!百鬼夜行!」開催レポート!
森井早紀(TAP magazine 編集部)

1月10日にTPACで「みんなで見よう!百鬼夜行!」を開催しました。
(※ちなみにホー・ツーニェン百鬼夜行展は1月23日で会期終了)
 
今回はなんと!豊田市美術館で長年ガイドボランティアを務めている自主グループ「アートフレンド」さんにホー・ツーニェン展の見どころ解説、また鑑賞後の対話型トークの進行をしていただきました。
みなさん、侮るなかれ!アートフレンドさんの対話型鑑賞の進行や知識量!すごいんですってば!
(うまく解説できないため、詳しくは→REPORT | 作品鑑賞は一期一会 豊田市美術館鑑賞プログラム
 
参加者は10名。『みんなで見よう』ということもあり、まずはみんなで自己紹介。
この日のため(?)に鬼太郎がプリントされたロンTを着てきた私。気合い十分です!
 

 
次はアートフレンドさんによる、百鬼夜行展の見どころ解説です。
 

 
妖怪、戦争、アニメ…またホー・ツーニェンの出身国であるシンガポールについてや、今回の作品の歴史的背景などスライドを使ってわかりやすく解説。
あくまでも鑑賞の眼を養うための事前準備。ネタバレにならないように配慮されています。
もともとホー・ツーニェンの作品は自分でも調べてはいましたが、新たに学ぶこともたくさんありました。
 
鑑賞のための事前準備OK!いよいよ鑑賞です!
 

 
各々のペースで作品の鑑賞を楽しみました。しかし美しい美術館ですね…
再び講堂に戻り、アートフレンドさんを中心に参加者の皆さんと鑑賞後の感想を語りました。
 

 
ちなみに今回の参加者の年齢層は30代から80代。
まずは観た感想を順番に話しました。
「作品を観ながら、当時を思い出すことがありました。」
「戦争を直接知らない若い作家がこの作品を作ったことにびっくりした。」
「水木しげるの妖怪とは違う。日本にはいない妖怪がいっぱい出てきた。」
「時代によって、立場によって正義は変わる。誰しもが虎になるんじゃないか?」
もちろん戦争を身近に感じていた世代と、知らない世代で感想が違います。
自分とは全く違う視点の意見が飛び交いとても新鮮。
 
「では、こういった意見が出ましたが、それについてどう思いますか?」
アートフレンドさんが、さらに深掘りしていきます。
 
みなさんの意見を聞いていたらウズウズしてきた私…
こんなこと言っていいのかな~?と思いつつもお話させていただきました。
 

 
対話をしているうちに、だんだん「もう1回観たい!」という気持ちに。
そして、もっと話したいな〜というところで終了!
この『いい感じの不完全燃焼さ』がより「また観たい」という気持ちにさせます。
 
終了後、もう一度観に行く方や、もうちょっと話たいという方も。
作品について話し合うことで、作品の意味をみんなでつくっていく。
みんなで鑑賞するとは、こういうことなんだな。。
感慨深く思っていたら、お腹がグ~~~~っ!(この色気のなさ)
 
締めは、豊田市美術館お隣にある市民文化会館の「豊田カフェ」でランチです。
 

今後もTPACでは皆さんとアートで繋がれる場を企画したいと思います。
次回も是非ご参加ください!

森井早紀(TAP magazine 編集部)

アンダーグランドな音楽と美術と映画をこよなく愛すちょっと変わった人。
橋の下世界音楽祭に衝撃を受け、豊田の街に魅力を感じ始める。
自身も作家活動を行なっており、2020年に豊田市美術館ギャラリーで自ら企画したグループ展『HELL THE TRIP』を開催。
豊田の魅力を発信しながら、何やらおもしろいことを企んでいます。

 

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