今回のインタビューは、阿部多為(たすけ)さんです。
阿部さんは現在、愛知県立芸術大学に通う彫刻科2年生。
昨年3月、阿部さんは母校でもある杜若高校を会場に、同校の卒業生や友人に声をかけ『aberration』を企画し、3年生が卒業した後の教室を使用して展示を行いました。
第1回『aberration』の展示REPORTはこちら!
今年の3月も同会場で『aberration THE 2ND』を企画しているそうです。
展示のことを始め、阿部さんの活動についてお話を伺いました。
-よろしくお願いします。前回の『aberration』の反響はどうでしたか?
テレビニュースで取り上げられたことが大きかったですね。
近所の方も見てくれていて、予備校で教えている生徒も「先生出ていましたね!」と言ってくれました。
(※阿部さんは現在、河合塾予備校で講師もしています。)
前回は在校生と保護者のみしか参加できませんでしたが、今回は予約制に変わり一般の方も鑑賞することができます。
また出品するメンバーに予備校で教えていた元生徒も加わり、展示も昨年とは違う教室で行う予定です。
-それは楽しみですね!阿部さんは杜若高校を卒業し、予備校時代を経て愛知県立芸術大学へ進まれたそうですが、阿部さん自身が美術の道に進むきっかけとなったのは?
大学受験については、高校1年生の時から先生に「早く取り掛かったほうがいい」とプレッシャーをかけられていました。笑
「推薦を受けるにしても、早くやらないとやばいぞ」と。
高校3年生の時は予備校に週6で通っていましたね。学校が終わってすぐ電車に乗って名古屋へ行って…と大変でした。
高校を卒業してからは東京の予備校に通っていたこともあり、そこで新しい繋がりも生まれ、今では東京、金沢、沖縄と各地に友人がいます。
各地に友人がいると、お互い展示に誘ったりすることができるのでありがたいなと思います。
豊田市のお気に入りの場所
初めて行った美術館が豊田市美術館。このクオリティが当たり前と思っていましたが、他県のいろんな美術館も行くようになり、改めてすごいなと思いました。
企画も行きたいと思う展覧会ばかり開催されていて、地元でよかったなと思います。
取材:森井早紀(TAP magazine 編集部)
アンダーグランドな音楽と美術と映画をこよなく愛すちょっと変わった人。
橋の下世界音楽祭に衝撃を受け、豊田の街に魅力を感じ始める。
自身も作家活動を行なっており、2020年に豊田市美術館ギャラリーで自ら企画したグループ展『HELL THE TRIP』を開催。
豊田の魅力を発信しながら、何やらおもしろいことを企んでいます。